環境について

ヤマハ天草製造株式会社の環境方針についてご紹介します。

基本方針

ヤマハ天草製造(株)は、かけがえのない雲仙・天草国立公園のこの地で美しい自然を未来に引き継ぐために、限りある資源を大切に使い、幅広く地域との連携・協力を図り、地球と共に生きていることを自覚し、あらゆる活動の場で挑戦し続けます。

環境方針

私たちは、プレジャーボートや漁船等、FRP製品の生産を中心とした事業活動において、環境負荷をできる限り少なくする取組みと、この地にふさわしい環境を愛する企業を目指して、積極的に環境保全活動を推進します。

  1. 事業活動すべての領域で有害物質の削減、廃棄物の削減、省資源・省エネに取り組むのと同時に、独自環境テーマに取り組み環境管理システムの継続的改善を図ります。
  2. 有機溶剤・粉塵・騒音による作業環境への汚染を予防し、働きやすい職場環境の保全を図ります。
  3. 適用可能な法律・規則他の公的基準の順守はもとより、自主的な規制値を設け、環境保全の向上に努めます。
  4. 事故及び緊急時(生産活動中の異常)に、環境に著しい影響を及ぼさないよう予防処置に努め、且つ、教育・訓練を行ないます。
  5. 全ての構成員の環境に関する意識向上を図るため、教育及び広報活動を行い環境方針の周知徹底を図ります。
  6. 天草地域特有の文化・風土を培ってきた立地条件を認識し、地域との共生を図るため、地域貢献活動を行います。
  7. 環境方針の周知と環境意識の向上を図ると共に、取引先へも理解と協力を求めて一体となった活動を行います。
  8. 本方針は、求めに応じ社外に公表します。

2015年1月1日
環境管理統括責任者

ISO14001 規格対応文書

TPM (Total Productive Maintenance) 活動

TPMとは日本プラントメンテナンス協会が提唱する合理化推進運動のことで「全員参加の生産保全」の意味です。
私たちは1994年にこの活動をスタートさせ、1999年に再キックオフ、経営トップから第一線の従業員まで全員参加の活動で、2001年9月に「TPM優秀賞第2類」を受賞いたしました。
今後も、TPMの理念である「生産システム効率化」に向けて全社一丸となって取り組みます。

EA21 (Eco Action 21)

EA21とは環境評価プログラムのことで、ISO14001をやや簡素にした日本版です。私たちは2003年4月から、環境を保全する行動を考え、何をどこまでやるかを決め、積極的に取り組みました。
それは私たちの住む美しい天草の環境を守ることや私たちの未来の生活にも直結した問題だからです。
私たちは、3Rの目標にとりくみました。それは、以下の実践です。

  1. Reduce (廃棄物の減少)
  2. Reuse (再利用)
  3. Recycle (分別排出)

ISO14001活動 ( ISO : International Standard Organization )

ISO14001とは組織が行う「環境マネジメントシステム」 (EMS:Environmental Management System)の国際規格で、
私たちは地球環境の悪化を防ぐために廃棄物や電力消費の削減に継続的に取り組み、周辺環境の美化や緑化活動にも積極的に取り組んでいます。
その結果、私たちは2005年6月に「ISO14001:2004 」(14:ゴム製品、プラスチック製品 20:造船業(但し、DM35.12に限る)で日本で初めての認証を取得いたしました。
2017年9月に「ISO14001:2015年版へ移行」し活動しています。

環境に対応した作業環境改善手法

【オゾン層対策】
発泡ウレタンの発泡剤にHFC(ハイドフルオロカーボン)を使用しています。
HFCはCFC(クロロフルオロカーボン;オゾン層破壊物質)の代替品で、非塩素系であり、オゾン層破壊係数はゼロです。
但し、地球温暖化には影響を与えるため、温暖化係数の低い代替品を模索しています。

【スチレン対策】
PRTR法(化学物質排出把握管理促進法)の指定物質であるスチレンの対策についてはすでに一部の舟艇に低スチレンのゲルコート(艇体表面の化粧用樹脂)を採用しています。
また、03年に導入したVARTM工法は、樹脂をモールド(型)に閉じ込めるため、従来のオープンモールド工法に比べ、硬化中に飛散するスチレンの9割が削減できます。
このVARTM工法については、今後も引続き拡大を図っていきます。